フルートのレッスンをしていてよく指摘することの一つに、、、
そこ、スラーだからつなげて吹かないと!!!
という言葉、、、、。
そもそも
スラーってなんなのか?なんのためにあるのか?
となります。
スラーってどれのこと???
スラーは、赤くマーキングしてある音と音をつなげる曲線のこと。
*同じ音同士でつながっているのは<タイ>です。
スラーとは全然意味合いが違うので注意です!
スラーは奏法の記号なのに対して タイは音価を表す記号です。
また今度ご説明を。
スラーの奏法はフルートなどの管楽器では、タンギングせずにスラーがかかっている部分は全部繋げて吹きます。
息を出しっぱなしにして指だけ動かす感じ。
対してタンギングは舌で音を区切ります。
この切ったり繋げたりすることを アーティキュレーション と言います。
アーティキュレーション が違うよ・・譜面通りに吹いてね。って言われたらスラーをちゃんと守ろう。ってことです。 (ざっくり。。。。)
とここからが本題で、、、
そもそもスラーの役割はなんなのか?
この文章、どう思います??↓ ↓
おは、ようご、ざいますきょ、うはいいおてんきで、すね。
なんのこっちゃいな?
となります。
スラーの役割は、
文節をちゃんと整理して相手に伝えやすくすること。
文章では文節や単語を区切る。
音楽的に言うとスラーの役割は、
フレーズを聴いている相手に正しく伝える。ことではないかしら?
なので、このフレーズにスラーをかけたら?(スラーはかける。とかつける。と言います)
おはようございます。今日は、いい、お天気ですね。
になりますね。(。と、は区別なし) いい の後に『、』をつけるかどうかは場合によるかもしれませんが、、、。
こちら、<浜辺の歌>
スラーと歌詞が合っています!
明日浜辺を 彷徨えば
できちんと分かれて(アーティキュレイトされて)います。
あし、たはまべをさ、まよえ、ば
とスラーをつけてしまったら?
足、田浜部を差、迷え、馬?
夜うるさく走ってらっしゃる人達の、<夜露死苦。。>じゃないんだから・・・
と、私はよくレッスンで言っております。
ぎくり。となったお弟子様いらっしゃるかしら・・・・。
フルートのレッスンが気になる方はこちらをご覧ください。
そして、そもそもスラーとかタイとか楽譜の決まりを知りたい、五線の楽譜を読みたい方は譜読みのレッスンのページをご覧ください。
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